「えっ…!?あっ…あのっ……星野咲と言いますっ」
廉の姉に向かって、咲は頭を下げる。
「あっいーのよ、そんなっ咲ちゃんね?廉から聞いてるわっ」
そう言って笑った廉の姉に、ドキッとする咲。
「廉の姉の友香里です、ヨロシクね?咲ちゃんっ」
「あっ…はい!」
また頭を下げる咲を見て、友香里はクスクスと笑う。
廉くんのお姉さん、
鈴宮友香里さんは
髪が長くてスラッと細身で、とても綺麗な人だった。
そして、
笑顔が…廉くんと似てる。
やっぱり姉弟なんだなぁ…。
そして、廉が持ってきたお花を生けて、廉は手を合わせる。
その姿を見て、咲も手を合わせた。
目を閉じて…数秒…。
そしてまた目を開ける。
けど…心の中で私は廉くんのお母さんに何も言えなかった。

