アイドル君と私



「なんか…俺がめちゃめちゃ嬉しいかもっ」


「……っ?」


「俺があげた物を、咲ちゃんがしてるなんて…そんなことが凄く嬉しいっ」


廉はそう言って少し照れながら笑った。


「廉くんっ……私も」


何だか、
一つの“奇跡”みたい。


そして廉の指が離れ、その手はそのまま咲の肩へ…。


「……っ」


廉の顔が近づいてきて、二人のの唇がもう少しで重なりそうな時…。


「♪♪♪〜〜〜」


携帯音にビクッとして、 二人は離れる。


見ると、廉の携帯が鳴っていた。


廉は少し焦りながら画面を見る。


「電話!?誰だよっ…!?」


すると、画面には、


「げっ…拓海っ!?」


「えっ?拓海くん?」