アイドル君と私



「うん、あっ…良かったら付けてあげようか?俺見たいし…」


「えっ!?…いいの?」


「うん、貸して?」


「…うんっ」


咲は廉にネックレスを渡す。


廉はネックレスの方向を見て、両手で咲の首に手を回す。


いや…ちょっと待って…このシチュエーションは……近い!


胸がドクン…ドクン…うるさい。


廉くん、


廉くんの、髪と…息が
ふわっとかかるみたい…。


そして、ネックレスを付けると廉が離れる。


「ついたっ」


「あっ…ありがとう、どうかな…?」


「うんっ、すごい似合ってるよっ、咲ちゃんっぽい!」


廉の笑顔に、咲は照れる。


「ありがとう…」


“私っぽい”って、
廉くんに言われるの


何だか…新鮮。


咲がそう思っていると、廉がネックレスのモチーフに指をトンと置いた。