アイドル君と私



咲の表情に廉は口を開く。


「やっぱ…気に入らなかったかな?」


「えっ!?ち…違うのっ…ビックリして」


「えっ…?」


「だって、これ…前に映画館の帰りにショップの前で私が見てたもの…?」


咲の言葉に廉が照れる。


「……うんっ、実はそうなんだよね?」


「えっ!?廉くん、あれ覚えてたの?」


「あ―…うん“もしかしたら”って…」


うそっ…
私、チラッと見てただけなのに…。


咲は胸が締め付けられる程、嬉しさを感じた。


そしてプレゼントを胸に当てる。


「ありがとう…廉くん、私…こんなに嬉しい誕生日ないかも…」


「えっ…?そんな…大げさだよ〜咲ちゃん」


「ううん、そんなことないっ」


「そう…かな?でも良かったぁ、受け取ってくれて」


「うんっ、本当にありがとう〜可愛い…」