アイドル君と私



えっ…?
“まだ”って、無くなるの?CD!?


ほ…本当にすごいんだな?


そんな光景を目にして、 咲はまたCDの前でうつむく。


そしてCDショップも出ると、とぼとぼと、ただ街を歩く。


「行くところ…ないなぁ」


すると、通りにバッティングセンターを見つける。


けど、そこもチラッと見てまた歩きだした。


「一人じゃ…つまんないよっ……廉くん」


自分の言葉にビックリして、咲は頭を左右に振る。


バカッ


ワガママだよね…?


けど、


咲が見上げた先には、高いビルに、RetがCMをしている大きな看板があった。


やっぱり、廉くんに
会いたい。


会いたいよっ…。


――