アイドル君と私



「……っ!?」


…えっ…?


笹原さんが…私を……好き?


「ふっ…驚いてんじゃねーよ?気づいてただろ?からかってるわけじゃないっ…本気だ…」


「……っ…」


「星野っ、おまえに気持ちが残っててもかまわないっ、俺がおまえを受けとめる…」


「笹原さん…」


「だから、もうツライ恋…はやめろ?俺はおまえに笑っててほしい」


「………っ」


「まぁ、いつもみたいに怒っててもいーけどな?……そのままのおまえでいい」


笹原に見つめられ…咲は目をそらせない。


「俺の…そばにいろ?」


「あ……あのっ……」


ウソ…?


本気だったの…?
笹原さん。


咲は、そっと笹原の手を離した。


「……すみませんっ……」


それだけ言って咲は頭を下げ、休憩室を出た。