アイドル君と私



「ほれっ!」


「えっ…?」


笹原に差し出されたのは、ホットココアだった。


「これ……私に?」


「あぁ、おまえ以外に誰がいるんだよ?冷えただろ?飲めよっ」


「……あっ…はい」


しれっと、そう言ってきた笹原にビックリしつつも咲はココアを受け取った。


「……ありがとうございます」


「いえいえ、じゃあ行くぞ?」


「…はい」


笹原は再び車を発進させる。


笹原さんって……
ホントは優しい人…?