アイドル君と私



「…っていうか、私スッピンだし、その…あんまり見られたくなくて…」


あれ…?


何どうでもいい事話してるをだろ?私…。


緊張とドキドキで上手く話せず、咲はうつむく。


「あ―…咲ちゃんは全然変わらないよ?でも、やっぱりタレ目のまんまなんだね?」


廉のニコッとした笑顔に、また咲はドキッとしてしまう。


そういえば…廉くんの初恋の人…。


「タレ目の子…」


「えっ…?」


「あっ、ううん…」


「そういえば…咲ちゃん」


「うん?」


「ゴメンね?」


「…えっ!?何で?」


「コンサートの日、体調悪かったのに居てくれて…」


「あっ、その…」


自分がみじめで、バカで廉くんとの距離を感じたから帰った何て…言えないっ。