アイドル君と私



「それで…あの子、コンサートに来てたよね?」


「うん、私の隣に…」


廉くん、覚えて…?


やっぱり席知ってたのかな?


「何か…そこで俺だってバレちゃって、あの子も何か…俺と咲ちゃんが連絡取ってる事知ってたし、あっ!俺がチケット渡したから当たり前か?」


「あっ…えっと、ごめんなさいっ、望には少し話してて…」


「あっ、ううん?そういう意味じゃなくて…そしたら彼女…“部屋番号は202よ?”って…」


「えっ…?」


「その…俺も調子に乗って来てしまった…」


「そっ…そんなことないよ?…ありがとう」


っていうか、


やっぱり望がバラしたのね~!


望とすぐ話をしたかったけど、とにかく目の前の廉くんに目をやった。


「あ…あの、立ち話も悪いんでお茶入れるね?中で座って?狭いけど…」