あの日から俺の教室にはいつもあの2人がいた。
正直、見ているのが辛かった。
辛くないはずないよな、すきなんだから

ある日、俺は別の空気を吸いたくなって屋上に行った。

そしたら…

美「はぁぁぁ…。」

ため息をついている春日がいた。

篤「こんなとこでなにしてんの?」

春日は大きい目をさらに大きくして驚いていた。

美「あ!鏡くん!」

篤「なにしてんの?」

美「うーんと、ちょっと考え事?」

篤「疑問形かよ(笑)」
美「あ、ほんとだ(笑)」

春日の発言が面白くて2人して笑ってしまった。

美「…やっと笑ったね。」
篤「え?」

美「最近、ずっと浮かない顔してたからさ。ずっと気になってたの。」

正直驚いた。
春日がそんなに心配してくれていたなんて…