2時間目が終わり、吉野さんが空かさず私にお礼して教科書を渡された。
さて、と。
友達に返してくるか。
と二冊の教科書を持った瞬間、ひらりと一枚の紙が落ちた。
ノートの1ページきったようだ。
拾ってみてみると、
“貸してくれてありがとうございました。
とても嬉しかったです。
ですが、もうそんなことはしないでください。
私は人を信じたくありません。
あなたを人として好きになりたくないです。
今まで通りにしてください。
吉野 ”
……私のしたことは、悪かった。
そして私は嫌われている。
当たり前なことが、少し傷ついた。


