失礼しまーす。怪我をした子が...って。
「先生いないや。」
「じゃあ。私足の怪我大丈夫だから..」
「だめ!大丈夫じゃない。
僕がやるから。座って。」
「ありがとう...」

なんだか緊張してきた。

「よし。これでいいよ。」
「ありがとう。さっきより痛くなくなったよ」
「よかった。あ。ところで君何年?」
「私は1年です」
「あ。僕は3年」
「え。私と同じ年かと思いました」
「ひどいなぁ。」
「あっ。あの。お礼がしたいです。先輩の名前教えてください。」
「僕はゆき」
「ゆき先輩ですねっ。
あっ。ちなみに私はりこってゆいます」
「りこ...ね。
後、お礼はいいよ。これくらいの事で」
「無理です。お礼します。」
「ははっ。んー。じゃあ...」

  デート。

「へ?デ...デート?」
「うん。僕とデート」
「そ...それは!」
「お礼したいんでしょ?
じゃあ僕とデートしてよ。」
「...はい。」

こうして私はデートをすることになりました