劇が行われる体育館にはたくさんの人が集まっていた。

「結構人いるなー」
「あのっ、なんて呼んだらいい?」
「俺?うーん。名前がりくとだから、
りくってよんで。君は?」
「私は、りこ」
「りこ、な。」

名前をゆわれたとき、何故か
ドキッとしてしまった。

「皆様お待たせしました。
 只今より3年生の劇をはじめます。」


劇はとてもよかった。
みかもゆき先輩もさくや先輩も演技上手だった。

「ねぇ、りこ?」
「ん?」
「..俺りこがすきなんだ。」
「今日あったばかりだよ?」
「一目惚れしちゃったんだ。」
「...だめだよな。」

さくや先輩のことが気になってしょうがないけどもう終わったんだ。
ゆき先輩も。
なら、私だって恋してもいいよね?

「うん。いいよ...」
「本当?まじかよ」
「よろしくね、りく」

私は付き合うことになりました。