「...ちゃん..りこちゃん...」

誰かがよんでる声で目が覚める。
少しずつ目をあけると

「あ。りこちゃん!気づいた」

「ゆき先輩...?」

「うん。ゆきだよ。
 あ..そういえばさくやにお礼ゆいなよ」

「なんでですか?」

「りこちゃんの事ここまで運んでくれたんだから。」

「そうなんですか..」

会いたい..会って話がしたい。

「ゆき先輩、私行ってきます。」

「ちょっ、りこちゃ...」

バタン。

「行っちゃった」