夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~

「なになに……?」

「痴話喧嘩?」


やばい、そう思い辺りを見渡した。
ジロジロと好奇の目が私たちに降り注がれている。
客席にいる事を忘れていた。
恥ずかしさが広がり口を開く事も出来なかった。


「……」


高岡くんを見れば彼の顔が真っ赤に染まっていた。
彼も私と同じ気持ちなのだろう。


「と……とりあえず座るか……」

「う……うん」


私たちは並んで座るとプールの方に顔を向ける。


「……行かなくていいの?」


自分の種目が終わったからって勝手に来ていいのかな?
そう思い声を掛ければ少しの間の後に高岡くんの声が私に向けられる。


「……今1人にしたらお前がいなくなりそうだ」

「え……?」


いなくなるって。
高岡くんは何を言っているのだろう。