夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~

それから1週間後に事件は起きた。


「レナ……それ本気なの!?」


更衣室でレナを囲みながら私たちはレナを問い詰める。


「……うん」


私たち女子部員はレナの言った事に驚きを隠せなかった。


「何で……何でいきなり辞めるなんて!!」


私は思わず声を荒げてしまった。
今まで皆で頑張って来たのに。
いきなり水泳部を辞めるなんて納得がいかない。
それは他の部員たちも同じだった。


「レナさ、三井先生と付き合ってるんでしょ?
それが原因で辞めるとかほざいてるならアタシ……絶対に許さないよ!!」


部員の1人がレナを怒鳴り散らす。
レナと三井先生が付き合ってる事この子も知っていたんだ。
なんとなく気まずい雰囲気になり空気が重く感じた。


「アタシ……健也先生とは付き合ってない」


静まり返った更衣室にレナの震える声が消えていく。


「つ……付き合ってない……?
だ……だって……」


私の頭に浮かんだのは更衣室でレナと三井先生が抱き合っていた姿。


「告白した後に……。
そう言う流れになって、付き合うのがOKって事だと思って……」


レナは言葉に詰まりながらも最後まで話してくれた。


「でも……終わった後に……。
『女ってつくづく馬鹿だな俺がお前と付き合う訳ないだろ』って」


何それ許せない。
三井先生は付き合う気もないのにレナを。
頭に血が上って私は立ち上がる。


「真希?」

「三井先生をぶん殴ってくる」

「アタシもいく!許せないもん!!」


みんな次々に立ち上がり更衣室を出ようと歩き始める。


「止めて!!」

「レナ……?」


振り向けばボロボロと涙を流すレナが目には映った。