夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~

「どうした?顔が紅いぞ?」


さっき見た光景が頭に浮かび三井先生を見るのが恥ずかしくなった。



「な……何でもありません!」

「何でもない事はないだろ?
……覗き見は感心しないな~高瀬」


ボソリと私の耳元で囁くと三井先生は怪しい笑みを浮かべていた。


「……失礼します」


私は逃げる様に三井先生から離れる。
さっき一瞬だけ悪寒を感じた。
なんか嫌な予感がする。
私は遠くにいる三井先生をチラリと盗み見る。

三井先生は変わらず爽やかな笑顔で女子部員に囲まれていた。
気のせいだよね?何も起こらないよね?
自分に言い聞かせるが胸騒ぎは収まらない。
全てを忘れるために私はいつも以上に練習に励んだ。