「私……泳ぎたいっ……。
皆で……夢を叶えたいっ!!」
涙がかった声は聞き取りにくかったはずなのに。
皆にはちゃんと届いたみたいだ。
白い歯を惜しみなく見せびらかしながら私に抱き着いてくる。
あの時と、中学生の時と、全く変わらないあの笑顔のまま。
「真希っ!!ありがとう!!」
「アンタに負けない様にジムで泳ぎまくるから!!」
もう1度、こんな風に笑い合えるなんて思ってもいなかった。
私も皆も、笑顔を浮かべていたけれど。
でもどこかであの時の事が引っ掛かって心の底から笑えていなかったんだと思う。
それが今、また、心から笑えている。
しかも三井先生の前で。
2度と繋がる事がないと思っていた私たちの絆が再び繋がった。
散々と遠回りをしたけれど、また夢に向かって一緒に歩き出すんだ。
それだけで今までの事なんて忘れられる。
「やっと腹をくくったみたいだな」
聞き覚えのある声が上から降ってくる。
そこに目を向ければ、口元を緩めた原田選手が立っていた。
「は、原田選手!?」
「これからは親友の生徒ではなくて、俺の生徒として接するよ。
あと数年で君は俺の生徒になるからね」
「は……?」
いきなり現れて、何を言い出すのか。
そう思いながら首を傾げた。
そう言えば、私は原田選手にスカウトをされていた気がする。
それと原田選手のさっきの言葉の意味を合わせれば浮き上がってくるのは……。
「まさか……原田選手がコーチをしている大学って……」
「荒城大学だけど?言ってなかったか?」
意地悪な笑みを浮かべながら私を見下ろす原田選手。
それを見ながらポカンと口を開けるのは私だけで。
三井先生や皆は悪戯が成功したように笑っていた。
どうやら知らなかったのは私だけみたいだ。
「聞いていませんよ!!」
「そりゃ悪かったな」
ちっとも悪いと思ってもいないだろうな。
そう思いながら頬を緩めた。
皆で……夢を叶えたいっ!!」
涙がかった声は聞き取りにくかったはずなのに。
皆にはちゃんと届いたみたいだ。
白い歯を惜しみなく見せびらかしながら私に抱き着いてくる。
あの時と、中学生の時と、全く変わらないあの笑顔のまま。
「真希っ!!ありがとう!!」
「アンタに負けない様にジムで泳ぎまくるから!!」
もう1度、こんな風に笑い合えるなんて思ってもいなかった。
私も皆も、笑顔を浮かべていたけれど。
でもどこかであの時の事が引っ掛かって心の底から笑えていなかったんだと思う。
それが今、また、心から笑えている。
しかも三井先生の前で。
2度と繋がる事がないと思っていた私たちの絆が再び繋がった。
散々と遠回りをしたけれど、また夢に向かって一緒に歩き出すんだ。
それだけで今までの事なんて忘れられる。
「やっと腹をくくったみたいだな」
聞き覚えのある声が上から降ってくる。
そこに目を向ければ、口元を緩めた原田選手が立っていた。
「は、原田選手!?」
「これからは親友の生徒ではなくて、俺の生徒として接するよ。
あと数年で君は俺の生徒になるからね」
「は……?」
いきなり現れて、何を言い出すのか。
そう思いながら首を傾げた。
そう言えば、私は原田選手にスカウトをされていた気がする。
それと原田選手のさっきの言葉の意味を合わせれば浮き上がってくるのは……。
「まさか……原田選手がコーチをしている大学って……」
「荒城大学だけど?言ってなかったか?」
意地悪な笑みを浮かべながら私を見下ろす原田選手。
それを見ながらポカンと口を開けるのは私だけで。
三井先生や皆は悪戯が成功したように笑っていた。
どうやら知らなかったのは私だけみたいだ。
「聞いていませんよ!!」
「そりゃ悪かったな」
ちっとも悪いと思ってもいないだろうな。
そう思いながら頬を緩めた。

