夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~

「……高岡くんは教室に戻ってください。
授業はサボっちゃ駄目ですよ」

「……はーい。
高瀬、戻ろうぜ」

「う……」

「高瀬さんは残ってください。
お話があります」


教室に戻ろうとした私を引き止める先生。
……話?


「分かりました」


何の話かは分からないけど取敢えず頷く私。


「じゃあ先に戻ってるな」

「うん」


高岡くんに軽く手を振り彼を見送る。


「少し場所を変えましょうか」

「はい」


先生は優しく微笑むとゆっくりと歩き出した。
それに続く様に私も歩き出す。
先生の少し後ろを歩きながら彼の背中を見つめる。
細身なのに大きな背中。
優しさが伝わってきそうなその背中はどこか懐かしく感じた。