「き……な……」
「聞こえねえよ」
「消えない!!」
気付けば叫んでいた。
それと同時に瞳から涙が溢れ出す。
そうだ。
先生が傍にいないからって私が得たモノがなくなる訳じゃない。
だって先生と一緒にいた時間は確かに私の中にあるのだから。
「そう……消えないよな?
だったらもうウダウダするな」
「三井先生……」
「お前の本当の泳ぎを取り戻すぞ」
さっきまで怒っていた三井先生の顔はいつの間にか満面な笑みへと変わっていた。
でも水泳が好きって気持ちが分からない私に前までの泳ぎが出来るの?
不安に呑み込まれそうになっていればコツンと軽く頭を叩かれた。
「そんな顔するな。
お前は大丈夫だ、何っていたって俺がついているからな」
「……え?」
「今度はちゃんとお前と向き合う。
だから……一緒に泳ぐぞ」
一瞬だけ三井先生が先生と重なって見えた。
『一緒に頑張りましょう。
僕が精一杯サポートしますよ』
先生はココにはいないけれど。
いつだって私の胸の中にいたんだね。
先生の声が温もりが私を支えてくれていた。
いつまでも先生を頼ってばかりじゃ駄目だ。
「三井先生……私やります。
だから……ご指導をお願いします!!」
勢いよく頭を下げた。
いつまでも逃げている訳にもいかない。
泳ぎときちんと向き合う事が先生への最高の恩返しだと思うから。
「……よっし、早速練習だ!
……と、言いたい所だが……」
「え?」
首を傾げて三井先生を見れば彼の視線は私ではない所を見ていた。
その数秒後、唇の片端をこれでもかと言うくらいに上げた。
「お前の止まったままの時間を動かそう。本当の意味で」
「何を言って……」
言いかけた言葉が消えていく。
だって懐かしい声が私の耳に届いたから。
「聞こえねえよ」
「消えない!!」
気付けば叫んでいた。
それと同時に瞳から涙が溢れ出す。
そうだ。
先生が傍にいないからって私が得たモノがなくなる訳じゃない。
だって先生と一緒にいた時間は確かに私の中にあるのだから。
「そう……消えないよな?
だったらもうウダウダするな」
「三井先生……」
「お前の本当の泳ぎを取り戻すぞ」
さっきまで怒っていた三井先生の顔はいつの間にか満面な笑みへと変わっていた。
でも水泳が好きって気持ちが分からない私に前までの泳ぎが出来るの?
不安に呑み込まれそうになっていればコツンと軽く頭を叩かれた。
「そんな顔するな。
お前は大丈夫だ、何っていたって俺がついているからな」
「……え?」
「今度はちゃんとお前と向き合う。
だから……一緒に泳ぐぞ」
一瞬だけ三井先生が先生と重なって見えた。
『一緒に頑張りましょう。
僕が精一杯サポートしますよ』
先生はココにはいないけれど。
いつだって私の胸の中にいたんだね。
先生の声が温もりが私を支えてくれていた。
いつまでも先生を頼ってばかりじゃ駄目だ。
「三井先生……私やります。
だから……ご指導をお願いします!!」
勢いよく頭を下げた。
いつまでも逃げている訳にもいかない。
泳ぎときちんと向き合う事が先生への最高の恩返しだと思うから。
「……よっし、早速練習だ!
……と、言いたい所だが……」
「え?」
首を傾げて三井先生を見れば彼の視線は私ではない所を見ていた。
その数秒後、唇の片端をこれでもかと言うくらいに上げた。
「お前の止まったままの時間を動かそう。本当の意味で」
「何を言って……」
言いかけた言葉が消えていく。
だって懐かしい声が私の耳に届いたから。

