集合場所である駅のロータリーに行けば小さめのバスが停まっていた。
その前には選抜合宿のスタッフジャンパーを着た男の人が立っている。
「遅くなりました」
頭を下げれば男の人は柔らかい笑みを浮かべて私をバスの中へと案内をしてくれる。
バスに足を踏み入れれば見慣れた顔が目に映った。
「高瀬!!よかった……。
……来ないかと思ったぜ」
心配そうに眉を下げながら駆け寄ってくるのは高岡くんだった。
彼に謝り、一緒に前へと進めば、また見慣れた顔が映る。
「赤星くんに平井くん……」
バスの真ん中の席には2人が前後で座っていた。
赤星くんたちも選抜候補に選ばれていたんだ。
県代表で1年が4人もいるなんて凄い事だろうな。
久しぶりの再会に本当なら喜ぶべきなんだろうけれど。
何でだろう。
何の感情も湧き出てこないや。
そんな私をよそに平井くんは笑顔を浮かべた。
「よう!高瀬 真希!
逃げ出したかと思ったぜ!!」
冗談っぽく笑う彼に赤星くんはポツリと呟く。
「逃げ出しそうだったのは平井でしょ」
「はあ!?赤星!テメェ!!」
平井くんは後ろを振り向きながら怒っていたけれど赤星くんは知らんぷり。
そのやり取りに懐かしさを感じたけど特にかける言葉は見つからなかった。
「お前らうるさいぞ!」
周りの人たちの視線に高岡くんが2人の喧嘩をおさめていた。
「……」
じゃれ合う3人を横目に1番後ろの席へと向かう。
鞄を空いていたシートに置いて自分は窓側へと座り込む。
誰も隣に来れない様に、関わらない様に。
鞄と言う名の境界線を引いて目を瞑る。
いよいよ始まるんだ。
選抜合宿の厳しさは知らないが頑張るしかない。
夢へと近付くために。
その前には選抜合宿のスタッフジャンパーを着た男の人が立っている。
「遅くなりました」
頭を下げれば男の人は柔らかい笑みを浮かべて私をバスの中へと案内をしてくれる。
バスに足を踏み入れれば見慣れた顔が目に映った。
「高瀬!!よかった……。
……来ないかと思ったぜ」
心配そうに眉を下げながら駆け寄ってくるのは高岡くんだった。
彼に謝り、一緒に前へと進めば、また見慣れた顔が映る。
「赤星くんに平井くん……」
バスの真ん中の席には2人が前後で座っていた。
赤星くんたちも選抜候補に選ばれていたんだ。
県代表で1年が4人もいるなんて凄い事だろうな。
久しぶりの再会に本当なら喜ぶべきなんだろうけれど。
何でだろう。
何の感情も湧き出てこないや。
そんな私をよそに平井くんは笑顔を浮かべた。
「よう!高瀬 真希!
逃げ出したかと思ったぜ!!」
冗談っぽく笑う彼に赤星くんはポツリと呟く。
「逃げ出しそうだったのは平井でしょ」
「はあ!?赤星!テメェ!!」
平井くんは後ろを振り向きながら怒っていたけれど赤星くんは知らんぷり。
そのやり取りに懐かしさを感じたけど特にかける言葉は見つからなかった。
「お前らうるさいぞ!」
周りの人たちの視線に高岡くんが2人の喧嘩をおさめていた。
「……」
じゃれ合う3人を横目に1番後ろの席へと向かう。
鞄を空いていたシートに置いて自分は窓側へと座り込む。
誰も隣に来れない様に、関わらない様に。
鞄と言う名の境界線を引いて目を瞑る。
いよいよ始まるんだ。
選抜合宿の厳しさは知らないが頑張るしかない。
夢へと近付くために。

