夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~

何度も何度も繰り返し読んだ手紙。
手紙を持つ手は震えていて、ポツリ、ポツリと、紙に模様を付けていく。


「っ……!!」


先生は……。

どんな想いでこの手紙を書いたのだろう。
どんな想いで荷物をまとめたのだろう。

考えるだけで胸が苦しくなって。
その姿が目に浮かんで。

涙が止まらないの。


「……よ……無理だよ先生……笑えないよ……」


笑顔なんて出来なくて、私の顔には涙しか残らない。
先生がいなくなるなんて考えてもいなくて。
こんなに胸が苦しいのは初めてで。
もうどうしたら良いかなんて分からない。

でも、1つだけやる事がある。
ギュッと手紙を掴んで先生を想う。

大好きな先生はもういないけれど。
私の心にはいつだって先生がいる。

決して消える事のない、大切な思い出。
綺麗なままでずっと心の中に。


「先生は私の最初で最後の好きな人です」


先生の机に手を滑らせて最後の笑顔を浮かべた。