「先生!!」
乱れる呼吸で先生を呼ぶ。
扉の先には数学準備室があった。
でも、そこには誰も居ない。
それだけではなくて、誰かがいた形跡すらなくなっていた。
机の上にも、本棚にも。
何も置かれていなくて、最初からそこは使われていなかったかの様に空っぽだった。
「……」
絶望なんて言葉では表せないくらい。
私の心は黒く染まっていく。
ココには確かに先生がいた。
ほのかに残る先生の優しい香り。
目を閉じれば先生の声だって姿だって鮮明に浮かんでくる。
重い足取りで部屋の中へと入る。
真っ直ぐに辿りついたのは先生の机。
その上には白い封筒が置いてあった。
そこには“高瀬さんへ”と書かれていた。
その字は見慣れた先生の優しい字。
先生は分かっていたんだ、私がココに来る事を。
「……」
手紙を手に取って先生の椅子へと座る。
丁寧に封を切って手紙を読んだ。
乱れる呼吸で先生を呼ぶ。
扉の先には数学準備室があった。
でも、そこには誰も居ない。
それだけではなくて、誰かがいた形跡すらなくなっていた。
机の上にも、本棚にも。
何も置かれていなくて、最初からそこは使われていなかったかの様に空っぽだった。
「……」
絶望なんて言葉では表せないくらい。
私の心は黒く染まっていく。
ココには確かに先生がいた。
ほのかに残る先生の優しい香り。
目を閉じれば先生の声だって姿だって鮮明に浮かんでくる。
重い足取りで部屋の中へと入る。
真っ直ぐに辿りついたのは先生の机。
その上には白い封筒が置いてあった。
そこには“高瀬さんへ”と書かれていた。
その字は見慣れた先生の優しい字。
先生は分かっていたんだ、私がココに来る事を。
「……」
手紙を手に取って先生の椅子へと座る。
丁寧に封を切って手紙を読んだ。

