夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~

色んな理屈を頭に並べたけれど。
本当は先生と一緒にいたい。
それが1番シンプルな答えだった。


「高瀬さん!!」


先生は一瞬だけ驚いた顔をしたけれどすぐに真面目な顔に戻る。
きっと、いや、絶対。
先生は私を守ろうとしているのだろう。
自分が辞める事で私をこの場に残そうとしてくれている。
私の未来を考えて。
だけどね。
この先の未来よりも今私が大切なモノを守るべきモノを守りたいんだ。
それが先生だから。


「先生。
私だって自分の気持ちに嘘は吐きたくないです。
先生を好きになった事を後悔なんてしいない。
これからだってずっと先生が好きだから!!」

「高瀬さん……」


自分の気持ちを全て曝け出す。

もうこの学校にはいられないのだろうな。
そう思いながらも心は晴れ晴れとしていた。
また、お母さんたちに迷惑を掛けちゃうな。
なんて呑気に考えていれば怒鳴り声が再び校長室に響き渡った。


「ふざけるな!!」

「高瀬君、君まで何を言っているんだ!!」


校長先生たちが怒鳴るのも尤もだ。
だから私は苦笑いを受けべた。
何もいい訳はしない。
私は嘘なんて言ってもいないし反省もするつもりはない。


「高瀬さん。
キミはここにいるべき人です」

「そうだ!!
君まで辞める事はない!!」

「馬鹿な事を言うのは止めたまえ」


先生も教頭先生も校長先生も。
皆私を引き止めるけれど私はもう考え直すつもりはない。
ゆっくりと首を横に振って口を開く。


「私は、先生がいない学校なんて考えられないです」


この学校のどこを探しても先生はいない。
そんなの耐えられないから。