夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~

連れてこられたのは空き教室だった。
私を椅子に座らせると深く頭を下げた。


「悪かった……。
俺のせいでお前に嫌な思いをさせちまって……」


高岡くんはさっきの手紙を気にしてるのかな?
でも変なの。


「高岡くんは何も悪くないじゃん!何で謝るのさ」


クスクスと笑いながら言えば高岡くんは大きく目を見開いた。


「何言って……」

「高岡くんが私にあんな手紙を出す様に女の子に命令したの?」

「そんな訳ねぇだろ!!」

「だったら何も悪くないじゃん!変な高岡くん!」


変な高岡くん。
自分が悪くないのに謝るってどれだけ優しいのだろうか。


「変なのはお前だろ」


ボソッと呟かれた言葉。
私のどこが変なのよ!!そう思って言い返そうとした時
椅子から引きずり降ろされる様に手を引っ張られた。
驚く暇もなく私は高岡くんの腕の中に閉じ込められる。


「本当に馬鹿だ……」

「ちょっ……高岡く……」

「馬鹿野郎……」


言葉とは裏腹に力いっぱい抱きしめられる。
どうしたの?そのひと言すら出せない。