夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~

「おはよ!!」

「真希~おはよ~!
……って、何で高岡と……」


教室に入れば由梨が満面な笑顔で迎えてくれる。
でもその顔はすぐに不機嫌そうなものへと変わった。
私の隣にいる高岡くんを見て。


「玉木、朝からウルセェよ」

「はぁ!?
アンタこそ朝から冴えない面見せんじゃないわよ」


ま……また始まった2人のコントが。


「2人とも仲良いね~」

「真希」

「高瀬」


しまった。
余計な事を言うんじゃなかった。
今度は2人して私を睨んでいる。
コンビネーション抜群な2人を見ていると何だか可笑しくて笑いそうになる。
でも笑ったら笑ったで、面倒くさい事になる。
それを分かっていた私は2人の視線を無視して自分の席へと向かう。


「……はあ……」


私は机の中を覗きタメ息を漏らす。
また入っていたよ。
1枚の紙を机から取り出して目を向ける。


「【高瀬 真希、高岡くんと別れろ。調子乗ってんじゃねぇよ】
……って物騒なラブレターね」

「ちょっと由梨!勝手に見ないでよ!」


紙を隠す様に閉じれば由梨は盛大にタメ息をついた。


「アンタね……。
ちょっとは相談しなさいよ!ってか張本人!なんとかしなさいよ」


由梨の視線の先には青ざめた顔の高岡くんがいた。