夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~

「黙ってねぇで何とか言えよ!」

「こんにちは」

「ふざけてんじゃねぇぞ!」


口が悪い、そう思いながら心でタメ息を吐く。
連れてこられたのは体育館裏だった。

ふざけているのはそっちでしょうが。
こんな事を言ったら殴られそうだから言わないけど。
どこか冷めた気持ちで私は女の人たちを見た。


「何か用事でしょうか?」

「はぁ!?何回も言わせるな!!」


ドンッと壁に押し付けられる。


「痛ッ……」


それほど痛くないけど反射的に声が漏れる。


「高岡くんと別れろって言ってるの」

「さっさと別れろよ!」


別れろと言われても。


「付き合ってないんですけど……」

「はぁ!?」

「嘘ついてんじゃねぇよ!!」


嘘なんてついてないのに。
本当のことを言っても嘘つき呼ばわりをされる。
何なの?
流石にムカついたが問題を起こせば水泳部に迷惑を掛ける。
それは何としてでも避けたい。
その一心で我慢をしていた。