夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~

「95、96……」

「っ……!!」

「ホラあと少し!頑張れよ!!」


腹筋をする私の足を押さえながら高岡くんは声を荒げる。
ランニングをした後、プールサイドで筋トレをする私たち。
高岡くんはずっと私のサポートをしてくれていた。


「99、100!!」

「つ、疲れた……」


目標の100回を終えた私はそのまま倒れこむ。
高岡くんはそんな私を見ながら優しく目を細めた。


「よく頑張ったな!次は背筋100回」

「え!?」


既にクタクタだった私は訴える様に高岡くんを見つめた。
もう無理だ。これ以上やったら授業どころではない。
そう思っていれば高岡くんはポンと私の頭を撫でた。


「と、言いたい所だが、今日はこのくらいで勘弁してやる。
だから早くシャワー浴びて来いよ」

「あ……ありがとう!
じゃあまた教室で……」

「いや、ココで待ってる」

「でも……」

「いいから早く行って来い!」


寝転んでいた私を無理やり引っ張って起こすとシャワーの方に軽く押した。


「じゃあ……行ってきます!」

「おう!」


明るい笑顔に送り出された私は、フラフラな足取りでシャワーへと向かった。