七瀬くん、嘘はやめてください。


「あーゆーの最近多いみたいだから。気を付けてね。」


フワッと笑顔を浮かべ、去っていった彼。 

 
…優しい人。




ドキン。ドキン。ドキン。



高鳴る胸。

赤くなる頬。



どうしよう。私…


「好きに、なっちゃった…」



また、会えるかなぁ。




━━━━━━━…………


「アホ美依子!!」


「あ、アホ…?」



なぜ私は今、アホ呼ばわりされたのだろう。



「何で名前聞かなかったの!」

「え?いや、同じ学…」

「それじゃ誰か分からないじゃない!!」


はい…?