その後
ババアの息子は
陸斗に謝り
作品展は午後の部を迎えた。
お昼を食べている間
あたしは
陸斗が陽花に話した内容を
陸斗に聞いた。
「僕さ、本当にあのオジサンが
パパになるなら大賛成!!」
と喜びながらご飯を美味しそうに食べていた。
その姿をみて
愛おしいと共に
徹に対して申し訳ない気持ちが溢れた。
「ママいないから食べていい?」
陽花がお弁当を持って来た。
「良いよ〜!」
陸斗が嬉しそうに返事をするもんだから
初々しいな
と感じた。
「ママ赤ちゃんお腹にいて
具合悪いから来れないって先生が」
「そうなの?
帰り家まで送ってくよ?」
「大丈夫!!パパ来るから!」
陸斗、あんたが送るんじゃなくて
あたしの運転だろ…(๑¯ỏ¯๑)