幼稚園に着くなり 陸斗の担任である、 海が駆け寄ってきた。 「話は聞いた」 落ち着かせるように言った。 「そう?本当に申し訳ない。 私達の落ち度よ……」 今までに見たことない位の 申し訳ない顔で謝って来た。 「まぁさ、 海が窃盗した訳じゃないんだから 落ち込むなって」 そう言うと 少しだけ顔が明るくなった。 一応園長室に通された。