「お前のガキが

俺の手首の墨の事

言った時、もしかして?

って、な」


何よそれ。

声かけてくれたっていいじゃないの。


「サエコ」


徹とは違うけど

達也の声も、良い。


はぁ〜

何考えてんだ、あたし。


「なに?」


「徹さん

本当にいなくなったんだな。

ここ戻ってきて実感した。」


急に何?