シングルマザーの危ない恋



「サエコ、角田が呼んでる」


不意に奈緒から呼ばれた。


角田が?

何の用?


「呼んだか?」


背後から近づいて声をかけたら

めちゃくちゃ驚いてた。


「そんなに吃驚した?」

「当たり前ですよ!!」


ふふっ。

敬語かよ。

「角田、用件は何だよ。

手短にな」


「達也さんがもうすぐ来る」






今度はあたしが吃驚して


何も言えなかった。