あれから一週間。 あの男が誰だか知りたくて ウズウズしている。 昔のワルやってた頃の写真を引っ張り出して 達也を探した。 あたしは確信していた。 「アイツ、やっぱり達也だよ、ね」 と。 少しだけだけど 再会できたことに浮かれていた。 トントン 部屋のドアを鳴らす 「陸斗??」 「せいか〜い!」 と言いながら入ってくる息子。 手にはハガキのようなものが 握られていた。