「別に!僕と同じ歳くらいに見えたからさ!」


ふーん。

で?


「とりあえず、帰りたいんだけど…」

と言うと、車からもう一人出てきた。



ん??


この男見た事ある。


「この人、パパ?」


いきなり凪が言った。


「違うけど……」


「そう?ママ、このオジサンパパと同じ絵だよ?」


「絵?」


「腕見て!」


あたしからは、見えません!

高級そうな時計しか、見えません!


「おい、小僧。"オジサン" じゃねえ。まだ23だ。」


「え!ママと一緒!!」