【完】俺のこと、好きでしょ?





「これでも俺、手伝おうと思ってるんだけど」



「えっ? 手伝うって、冊子作りを?」



「それ以外ないだろ」



それは、思いもよらない提案だった。




「わ、悪いよ! 有馬くん放課後は絵を描くんでしょ?」



「美術室は活動しててあいてないし、暇だから大丈夫。
ていうか、泣くくらいしんどいクセに無理するなよ」



「あれは、そのことで泣いてたんじゃなくて……!」




――ガチャリ。



言い返そうとすると、どこからか鍵のかかる音が響いた。



「……えっ?」



「……!」



有馬くんはその音にハッとしたように、後ろのドアを振り返る。



……何?