【完】俺のこと、好きでしょ?




「で、他には?」


「ん?」



「ん?じゃなくて。他の男と連絡とってないか聞いてるんだよ。例えば、朝霧とか……」



すさまじいほど、そこに執着するなぁ。



「朝霧くんとは同じ大学だし、用があれば連絡はとるけど……いつものおちゃらけた朝霧くんだし、有馬くんが心配するようなことはないよ」



「……能天気だな。あんたの隙に漬け込むかもしれないだろ」



「はは、ないない」



言葉通り能天気に否定すれば、有馬くんはムッと口を結んであたしの首筋に触れた。


ツッ……と伝っていく指先の動きにゾクリとする。



「俺のって印、つけとくべきかな」



「……へっ!?」



「こないだつけたの、消えてるし」



……それは、久しぶりに会うから……。


確かに前につけられた跡は、今じゃ跡形もなく消えてしまってる。