「ノートが重すぎるから、休憩です!」
あたしはドサッと、近くの机にノートを置いた。
そしてわざとらしく、腕が疲れたアピールとして手をぶらぶらさせてみる。
「ふーん。ま、ゆっくりすれば?そんなに時間はないけど」
そう言って有馬くんは、壁に掛けられてる時計を指差す。
見てみると、確かにもうすぐで1限目が始まってしまう時間だった。
「ていうか、このノートひとりで運ぶの?」
「え、うん。 先生に葉山ならできるって言われた」
「わーバカだ、のせられてる。
どう見てもこの量は無理でしょ。それくらいわかりなよ」
「えー、そうかなぁ?」
これくらい、余裕だと思う。


