【完】俺のこと、好きでしょ?




そう言って、有馬くんはとびきり優しい目をしてあたしを見つめる。


絡めとられるような視線にドキリと心臓が跳ね、ドキドキする音が加速していくのがわかった。



「有馬く……んっ!」



呼びかけた名前は、吐息ごと熱い唇で封じ込められる。


そのまま何度も角度を変え、少しずつ強く重なるキスに、あたしの体はじんと痺れるような感覚が巡った。


やがて、名残惜しげに、唇が離れる。



「俺があんたを選んだんだから、あんたは自信なくす必要なんてない。
堂々と、俺の隣にいて」



「……有馬くん」



こんなときに、そんな言葉をくれるなんて、ズルい。


胸の奥が、ジーンと熱くなった。