「心配してくれてありがとう。ちょっと疲れが溜まってたみたい。ここ最近、寝不足続きだったから」
「え? 実行委員って眠れないほど忙しいの?」
あっ。
地雷を踏んだ。
眠れなかったのは、ヒナタちゃんの言葉がずっと気になってたから……なんて言えない。
「う、うん?」
「……ふーん。ま、いいけど」
あたしは咄嗟にごまかした。
挙動不審だったからか、有馬くんは少しだけ怪訝そうだけど納得してくれたみたい。
「じゃあ、今ここで眠れば?」
「……えっ?」
「寝不足なんだろ?なら、もう少し寝てなよ。あんたが眠れるまで、俺が傍で見守っててあげるから」
いや、それはそれで眠れないような……。
きっと緊張のあまり、寝返りも打てないだろう。
現に今こうやって添い寝してる状況でも、あたしの心臓はこれ以上ないくらいに騒がしいのに。


