そう言って、有馬くんはあたしから離れて起き上がった。
「……あっ」
「? 何?」
咄嗟に声を出してしまい、有馬くんが不思議そうに首をかしげる。
「……や、えっと……なんでもない」
「…………」
今あたし、何言おうとした!?
〝もうちょっと〟って……口走りそうになった、気がする!!
咄嗟に口元を押さえて、自分が言いかけた言葉の内容に驚く。
「何?気になるんだけど、はっきり言って」
有馬くんは、怪訝そうにあたしを見つめる。
早く言えと言わんばかりの面持ちに、あたしは降参した。
「あと5分だけ……ダメかな?」
「…………」
数秒の間のあと……ドサッ。
有馬くんは、再びベッドに横になった。


