【完】俺のこと、好きでしょ?




そ、そこで首をかしげて聞かないで……!


まずい。


隠れオオカミの出現注意報がきてる!!



「俺、恋だの愛だのに興味なくて、棗に憧れているときも、一緒に絵さえかければそれでいいと思ってた。
でも、あんたのこと好きになって、他の人に囲まれるあんたを見てると……気が気じゃなくなる。
自分が思ってるより、何倍も独占欲強いみたい」



素直な気持ちを零す有馬くんの声は優しくて、視線は今までに見たことないほど熱っぽく……けれど、和らいでいるようにも見えた。



腕枕している手を器用に曲げ、私の髪にわざと絡んでくる。



その触れ方がまるで大切なものを扱うみたいで、胸がトクンと音を立てた。