再び近づいてくる有馬くんの顔に、あたしの心臓は破裂寸前だった。
このままじゃ、本当に死んじゃうんじゃないかってくらい、ドキドキと騒いでいる。
思考がうまく回らなくて、顔が熱くて、ジワリと涙が浮かんでしまう。
すると、ピタリと有馬くんの動きがかたまった。
そして数秒あたしを見つめると、フイッと顔をそらして、そのままあたしの隣にドサッとうつ伏せで倒れ込む。
……え、え?何が起こったの?
仰向けのまま放心してたあたしは、顔を横に向けて突っ伏す有馬くんをただただ見つめる。
「やばい。冗談のつもりが、冗談じゃ済まされなくなるところだった」
「え……?」
「ちょっと今こっち見ないで。あっち向いてて、早く」
言われるがまま、あたしは咄嗟に後ろを向いた。
すると、背後でモゾモゾッと布団の擦れる音がして……。


