「石原くん、ずっと好きでいてくれてありがとう。でも、ごめんね。あたしは有馬くんのことが好きなの」
未だかつてない程の罪悪感。
なぜだか無性にも泣きたい気持ちになった。
……でも、ここで泣くのは間違ってる。
振ってる人間よりも、きっと、振られてる人間の方が辛いに決まってるのだから。
「……そっか。ちゃんと振ってくれて、ありがとな」
「…………」
「あのさ、葉山がよかったらだけど……これからも友達でいてくれるか?」
「……!そんなの、当然だよ!!」
前のめりになりそうな程の勢いで頷くと、石原くんは、サンキュ、と小さく笑って、手を差し伸べてきた。
その手を握り、これからもよろしく、という証を交える。


