……なんだ、そういうことか。
有馬くんは、いちいち心臓に悪い言い方をする。
あたしに、期待させてしまうような言葉を言ってくるから、ドキドキしてしまう。
とりあえず落ち着いて、有馬くんのひとつひとつの言動を結び合わせてみる。
つまり、有馬くんはあたしに見てもらいたい絵があるから、テストが終わったあと、石原くんと遊ぶのではなくて、自分のところに来て欲しい……と、そういうこと?
チラッと有馬くんの方に視線を向けてみるが、彼の心情は読み取れない。
確かめるように見つめると、何もわかってない有馬くんは「だめ?」と、ひとこと首をかしげて聞いてきた。
……だめじゃないけど……。
「あたしでいいの?」
口から、率直な疑問がこぼれ落ちた。


