翌日。



「葉山さん、ごめんね!」



梓と昼休みに教室でお弁当を食べていると、急にクラスメイト3人の子が頭を下げて謝ってきた。


……な、なにごと!?



ちなみに今まで昼休みに展覧会のための絵を描いてた梓も、ようやく絵を完成させたみたいで今日から一緒にお弁当を食べていたが、全く何が起こってるのかわからなくて首を傾げていた。




「あたし達、葉山さんが今しんどいってこと知らなくって……いっぱい迷惑かけてた。
いつもクラスのために動いてくれてありがとう!」


「もし何か困ったことがあるなら、手伝うから声かけてね!」


「今日も先生に何か頼みごとされてない?」



……もしかして。



昨日、放課後の掃除当番で残ってた女の子達は、この子達だったんじゃないだろうか。