――ガラッ。
突然、前の方の教室のドアが突然開いた。
あたしはドアの前に立つ人物に、驚いて硬まってしまう。
ずっと、どこにいるんだろうって気になって仕方なかった人……有馬くんがいた。
彼も同じように、教壇に立つあたしを見て驚いた表情をしている。
すごくドキドキした。
だって、あたし今ちょうどここに、有馬くんに対しての想いを書いていたから。
バレてないよね?
ちゃんと消したから、大丈夫だよね……?
あと数分早かったら、きっと見つかってた。
危なかった。
有馬くんは無言のまま、自分の席まで行き鞄を手に取る。
そしてそのまま、来た道を引き返して教室を出るのかと思いきや。
あたしが立つ教壇のもとまで歩み寄って、隣に立った。


