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時は過ぎ、入学してからはや1ヶ月がたった。


今となっては、友達もいて毎日楽しく過ごしている。


友達っていうのは、あの前の席の子なんだ。



きっかけは、その子が名前ペン貸してって言ってきたのがきっかけで仲良くなったの。


名前は成宮里菜(なるみやりな)っていって、私は今は里菜ってよんでるの。



里菜はすっごく可愛くて性格もいいから、私とは正反対なんだけどね…。


「里菜!一緒にご飯食べよ?」


今、喋ったのは私じゃなくて、もう一人の友達の長沢桃音(ながさわももね)ちゃんっていって、私はももちゃんってよんでるの。


私たちはお昼の時間になったから、教室で固まってたべることに。



ももちゃんはけっこうズバズバ言う性格だから、たまに傷ついたりしてるんだけどね。



お弁当を食べていると、ももちゃんがいきなり話し出した。



「そういや、高城ってさー授業つまらんくない?」



「うーん。微妙だよね…」


確かに高城先生は黒板に書いたやつを淡々と説明していくだけで、なかなか喋らないから楽しくはないだろう。



「もう少し楽しさがほしいんだよね」


「まぁ眠くなるしね」


「里菜はいっつもねむそうじゃん」


私が言うと、ドッと笑いが起きた。



だって里菜が眠そうなのは、毎回のことだしね。


もう今更って感じだし。(笑)