「ぶつぶつ何かの呪文唱えてるとこ悪いけどちゃんと資料見といてよ」 裕哉は資料で僕の頭を叩く 「……分かってる」 たった僕が案内している数時間にあの子が来る確率等殆どあり得ないから大丈夫だろう そう思う……いや、願うしかない 「そういや、何でダイが?」 「建築の人数は間に合ってる。医学部に助っ人に行けって追い出された」 「まぁ、建築学科で一番うちと交流持ってるのお前だししょうがないか」