「……あー」


「本当にどうしたの?そんな頬染めてさ。何々、まさかの……」


「そのにやけ顔どっかやって……腹立つ」


ムスッとして返す

振り返ると案の定、裕哉はニマニマしている


「ほっといてやってもいいけど。2時には復活しろよ」


「……何で」


「体験の子が来るから。医学部は俺とお前の担当」


僕は机に勢いよく突っ伏した

お陰で額が痛い